日給250円?

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市役所の控室に、ダウン症の子どもを持つお母さんが訪ねてきてくれた。お子さんは、昨年養護学校高等部を卒業し、手作りパンと喫茶の店「きらり」(雄踏町宇布見)で働いていて、そこのパンを持って近況報告&今後の相談にきた。

パン屋さんには、通過型授産施設という扱いのため、この4月から障害者自立支援法が適応される。20歳以上の障害のある方は本人に所得がなかったので、これまではほとんどの人が無料だったサービス負担料はこの4月からは1割負担になる。(各世帯の所得により異なるが/そのうちの場合1万4千円ほど)を支払う。しかし、給料は朝8時半から午後4時半まで働いてもたった1日250円、月にしても5000円しかならない。これはこのパン屋さんに限ったことではなく、ほとんどの「授産所」は同じような状況だ。これで就労って言えるのだろうか。

また、建前はここは「通過型授産施設」なので、働く訓練を受け、次のステップに移る施設ということになっている。しかし、実際にはこの先の働く場はほとんどないのが現状だ。

昨年より、障害のある人たちの就労を考える「あいあいプロジェクト」を親や専門家などで立ち上げたが、2回のミーティングと横浜への視察で終わってしまっている。今年度は、もっとおっと活発に活動しなくっちゃと、決意を新たにした。

<参考HP>
「福祉と経営の融合」をテーマとする 株式会社福祉ベンチャーパートナーズ         
    http://www.fvp.co.jp

*再度、この大塚社長を浜松に呼びたい!!


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この記事へのコメント
はじめまして。私は京都で障害者の小規模通所授産施設の職員をしています。作業所では八ツ橋のや茶団子の箱を組み立てたりする下請けの仕事が中心の作業をしていますがやっぱり利用者(なかま)の給料は日給300円です。
障害者自立支援法がいよいよ施行になりますね。
私の勤める施設は4月からはまだその範疇に含まれませんが同じ法人がやってるグループホームについては支援法が適用されます。私はこの1年半ほど京都でたくさんの勉強会や反対集会に参加して改めて障害者団体っていっぱいあるんだなーと、思ったのですが聞くと、こんなにたくさんの団体が一致団結して集会を開くなんてことはいままでなかったそうです。みんなの中にある「これではいけない」という思いが団体の枠を超えて私たちを一つにしました。それでも施行まであと1日になってしまいました。利用者のお母さん達のなかには80歳以上の方も数人おられます「先生うちらもう歳やから難しいことはわかれへん、せやけどこんな、どうなるんかわからへん世の中ではこの子残してよう死なん」 これが現状です。
京都では4月1日午後1時から市役所前での集会とパレードがあります。まだまだ諦めない!「やっぱりアカンで応益負担」京都のみんなはがんばってます☆浜松はどうかな??  
Posted by 奥山うめの次女 at 2006年03月30日 22:02
私は、間違いかと思ったよ、時間給でしょ、250円って。
一体誰が決めたの?馬鹿にしてるよね!人間として認めてないよ。労働の対価として、ちゃんと、適正かどうか、誰か教えてよ!久しぶりに、腹立たしさを超えて、悲しくなっちゃったよ。
Posted by うめ at 2006年03月31日 21:00
自分も時給の話だと一瞬思ってしまいました。
最低賃金とかフェアトレードの様な考え方を
取り入れても良いのでは?と思ってしまいますが
現実はそう簡単な話ではないのでしょうか・・・

それにしてもひどい話ですねぇ
Posted by miso at 2006年03月31日 22:05
わたしも、時給かと思いました。
それでも、安いですよ!
もう20数年前にやった、ちんたらちんたらと地図に色を塗るアルバイトでも時給310円もらいました。

これじゃぁ障害のある人を、人間と認めていないと思いました。

今時、小学生の子供でも、一日250円で朝から夕方まで働いて、って頼んでも、やらないと思います。
Posted by かか at 2006年03月31日 23:02
今、仕事、、、、というよりボランティアで障がいを持つ子の就労支援に携わる機会が増えてきました。「あいあいプロジェクト」 の活動、次回は是非、お誘いください(^-^)一緒に考えて行きたいです。
Posted by ポップ at 2006年04月02日 13:43
どうして、日給250円で許されてきたのか。
私も初めて知った時はショックでした。
障害のある人、またその身内の人だけが考えることではない。
社会的な課題だと私は思う。
Posted by 魔女っ子 at 2006年04月02日 21:29
次女が昨年以来このことについて、何べんも署名をして欲しいといってきた。そのたびに、皆さんにお願いしてきたのだけれど、結局はとどかなった。介護病院に入院している姑の入院費もグットあがってしまった。双方が、同じ法律のもとにあるということが分かった。次女は、「私はこのことによって、この職場を辞めざるを得なくなるかもしれない、でも、わたしは何か他の仕事を探せばいいのだけど、ここに来ている『なかま』はほかにいくところがないんだよ。わたしたちがなんとかしてあげなくは・・・」声を上げられない人たちが犠牲になって、声をあげた人だけが幸せな生活ができるなんて、がまんできないよ!
Posted by うめ at 2006年04月02日 22:06
うめさん、こんにちは。

この4月から、「障害者自立支援法」が施行され、「介護保険法」が改定されることにともなって、サービス内容や料金が変わってきています。声が届いていなから、声がないではなく、声をあげたくってもあげられない人がいることの現実を知らしていきたいですね。
Posted by 魔女っ子 at 2006年04月03日 15:54
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