2019年12月14日16:52
中学校の校則に見直しを!〜一般質問から〜≫
カテゴリー │議員めぐみ
<2019年12月10日・一般質問その2>
中学校の校則の見直しについて教育長に質問します。
市内48中学校の校則や決まりを市民団体と共同して調査しました。実際には校則という名前ではなく、生徒心得、生活の決まりなど異なる名前になっています。学校によって、書かれている項目、内容は異なっていました。浜松の特徴としては、登下校は制服だけれど、48校中46校は学校内では体操服・ジャージなどの校内服に着替えて授業を受けなくてはならないことです。保護者等からの聞き取りからは、体育の授業の後も着替えなしで、そのままか、上にジャージをきて、その後の授業を受けているとことです。夏は汗やほこりの匂いで教室内は大変ことになっているだろうと想像します。
多様性の時代に合わない、意味がわからない、おかしな校則が見られました。下着の色は白と決まっている学校は10校。下着の色をチェックするのでしょうか。人権侵害です。髪型も男女別に細かく決まっていて、ポニーテールは禁止、ピン留め禁止など、意味のわからない校則もありました。うちわ・扇子を使用してはならない、マフラー禁止など、暑さ、寒さは我慢せよということでしょうか。エアコンをまだつけられていないのが、申し訳ない。
黙って働けと書く「黙働」清掃が記載されている学校は11校ありました。先生の監視の元、黙って清掃する姿は軍隊かです。コミュニケーションや考えて働くことを求められる時代とは相反します。3分前入室、2分前着席、1分前黙想という分刻みのスケジュールには息苦しさを感じます。
なぜ、その決まりが必要なのか、生徒や保護者に伝わっているのでしょうか?合理的理由が説明できるでしょうか。さらに、保護者や生徒への聞き取りから、明文化された校則とは別に教員の側だけで共有する指導基準「裏ルール」があるようで、保護者や生徒はよくわからないまま、納得いかないまま、指導されているようです。
靴下にラインが入っているなどの少しの違いも指導の対象となる中で、「同じであること」「はみ出ないこと」に生徒たちは注意深くなっていきます。生徒同士でチェックし合うような空気が、いじめや不登校を生じる原因の一つではないかと思います。
学校には、外国にルーツのある子、障害のある子、コミュニケーションが苦手な子、アレルギーのある子、病弱の子、セクシャルマイノリティの子、貧困家庭の子など多様な子どもたちが通っています。また、現在中学生が将来生きる社会は、今以上に多様でグローバル、個人のオリジナリティが重要になっているはずです。
そこで、3点花井教育長に伺います。
1点目、すべての中学校に制服はあり、制服は男女別、女子はスカートと決まっていました(スラックスも可という学校が1校ありました)。そして、ほとんど学校で男子は詰襟、女子はセーラー服でした。ご存知のように、詰襟は陸軍の、セーラーは海軍の制服からきています。なぜ、女子生徒の制服はスカートでなくてはならないのでしょうか。性別によって決められている制服を着なくてはいけないことは、トランスジェンダーなどのセクシャルマイノリティの子どもたちにとって大きな苦痛が伴います。多様性に合わせた制服の見直しが必要だと考えますが、いかがですか。
2点目、将来、多様でグローバルな社会に生きていく生徒が通う校則・決まりは、どのようにあるべきだと考えていますか。
3点目です。校則の見直しについてどのように教育委員会では各学校に指導していくか、伺います。さらに、校則は生徒と保護者だけではなく、地域に広く開かれるべきだと考えます。ホームページに公表していくつもりはないか、伺います。
<再質問>
花井教育長に4点再質問します。
1. 女子生徒はなぜスカートでなくてはならないのでしょうか。今後も女子生徒にスカートを強制していくのでしょうか。
2. 各学校で校則を見直すという際、制服を中止するという結論が出た場合、教育委員会として否定しないか、確認します。
3. 下着の色は白など、人権侵害に当たるようなものなどを指導のNGリストとして、教育委員会が作るべきだと思いますが、いかがでしょうか。
4. 先の答弁では、校則の見直しは、生徒指導主事が研修を受け、見直し、改善すべき点があれば、必要に応じて、生徒や保護者の参画を求めるとありましたが、これでは、学校、教員主体の見直しではありませんか「必要に応じて」ではなく、主体である生徒の参画は、必要不可欠ではありませんか?
<意見>
柴山昌彦前文科相は9月3日の閣議後会見で、学校の校則について、児童生徒や保護者が参加して絶えず見直しをしていく必要があるとの見解を示しました。児童生徒や保護者が参加して、絶えず校則を見直しをしていくことが浜松の見直し方針だと明言して欲しい。
押しつけられたルール、事細かなルールでは、生徒自ら選択し、創造する力を奪ってしまいます。校則にはどうやって変えるのかということがすべての学校の校則に書いてありませんでした、理不尽な校則に適応してしまうと、将来理不尽なことにあっても声をあげられなかったり、ブラック企業に勤めていても、それに適応してしまおうとという人間になってしまう。「理不尽に気づき、声をあげられる。主体的な人になれるよう、校則見直しに教育委員会として、力を入れて欲しいです。今回は、中学校だけでしたが、小学校、市立高校でも校則の見直しを進めていただきたいです。
中学校の校則の見直しについて教育長に質問します。
市内48中学校の校則や決まりを市民団体と共同して調査しました。実際には校則という名前ではなく、生徒心得、生活の決まりなど異なる名前になっています。学校によって、書かれている項目、内容は異なっていました。浜松の特徴としては、登下校は制服だけれど、48校中46校は学校内では体操服・ジャージなどの校内服に着替えて授業を受けなくてはならないことです。保護者等からの聞き取りからは、体育の授業の後も着替えなしで、そのままか、上にジャージをきて、その後の授業を受けているとことです。夏は汗やほこりの匂いで教室内は大変ことになっているだろうと想像します。
多様性の時代に合わない、意味がわからない、おかしな校則が見られました。下着の色は白と決まっている学校は10校。下着の色をチェックするのでしょうか。人権侵害です。髪型も男女別に細かく決まっていて、ポニーテールは禁止、ピン留め禁止など、意味のわからない校則もありました。うちわ・扇子を使用してはならない、マフラー禁止など、暑さ、寒さは我慢せよということでしょうか。エアコンをまだつけられていないのが、申し訳ない。
黙って働けと書く「黙働」清掃が記載されている学校は11校ありました。先生の監視の元、黙って清掃する姿は軍隊かです。コミュニケーションや考えて働くことを求められる時代とは相反します。3分前入室、2分前着席、1分前黙想という分刻みのスケジュールには息苦しさを感じます。
なぜ、その決まりが必要なのか、生徒や保護者に伝わっているのでしょうか?合理的理由が説明できるでしょうか。さらに、保護者や生徒への聞き取りから、明文化された校則とは別に教員の側だけで共有する指導基準「裏ルール」があるようで、保護者や生徒はよくわからないまま、納得いかないまま、指導されているようです。
靴下にラインが入っているなどの少しの違いも指導の対象となる中で、「同じであること」「はみ出ないこと」に生徒たちは注意深くなっていきます。生徒同士でチェックし合うような空気が、いじめや不登校を生じる原因の一つではないかと思います。
学校には、外国にルーツのある子、障害のある子、コミュニケーションが苦手な子、アレルギーのある子、病弱の子、セクシャルマイノリティの子、貧困家庭の子など多様な子どもたちが通っています。また、現在中学生が将来生きる社会は、今以上に多様でグローバル、個人のオリジナリティが重要になっているはずです。
そこで、3点花井教育長に伺います。
1点目、すべての中学校に制服はあり、制服は男女別、女子はスカートと決まっていました(スラックスも可という学校が1校ありました)。そして、ほとんど学校で男子は詰襟、女子はセーラー服でした。ご存知のように、詰襟は陸軍の、セーラーは海軍の制服からきています。なぜ、女子生徒の制服はスカートでなくてはならないのでしょうか。性別によって決められている制服を着なくてはいけないことは、トランスジェンダーなどのセクシャルマイノリティの子どもたちにとって大きな苦痛が伴います。多様性に合わせた制服の見直しが必要だと考えますが、いかがですか。
2点目、将来、多様でグローバルな社会に生きていく生徒が通う校則・決まりは、どのようにあるべきだと考えていますか。
3点目です。校則の見直しについてどのように教育委員会では各学校に指導していくか、伺います。さらに、校則は生徒と保護者だけではなく、地域に広く開かれるべきだと考えます。ホームページに公表していくつもりはないか、伺います。
<再質問>
花井教育長に4点再質問します。
1. 女子生徒はなぜスカートでなくてはならないのでしょうか。今後も女子生徒にスカートを強制していくのでしょうか。
2. 各学校で校則を見直すという際、制服を中止するという結論が出た場合、教育委員会として否定しないか、確認します。
3. 下着の色は白など、人権侵害に当たるようなものなどを指導のNGリストとして、教育委員会が作るべきだと思いますが、いかがでしょうか。
4. 先の答弁では、校則の見直しは、生徒指導主事が研修を受け、見直し、改善すべき点があれば、必要に応じて、生徒や保護者の参画を求めるとありましたが、これでは、学校、教員主体の見直しではありませんか「必要に応じて」ではなく、主体である生徒の参画は、必要不可欠ではありませんか?
<意見>
柴山昌彦前文科相は9月3日の閣議後会見で、学校の校則について、児童生徒や保護者が参加して絶えず見直しをしていく必要があるとの見解を示しました。児童生徒や保護者が参加して、絶えず校則を見直しをしていくことが浜松の見直し方針だと明言して欲しい。
押しつけられたルール、事細かなルールでは、生徒自ら選択し、創造する力を奪ってしまいます。校則にはどうやって変えるのかということがすべての学校の校則に書いてありませんでした、理不尽な校則に適応してしまうと、将来理不尽なことにあっても声をあげられなかったり、ブラック企業に勤めていても、それに適応してしまおうとという人間になってしまう。「理不尽に気づき、声をあげられる。主体的な人になれるよう、校則見直しに教育委員会として、力を入れて欲しいです。今回は、中学校だけでしたが、小学校、市立高校でも校則の見直しを進めていただきたいです。