配慮が必要な子の放課後を考えるシンポジウム
アクティブと浜松市の放課後を考える会が今年の夏から企画していた「配慮が必要な子の放課後を考えるシンポジウム」が終了しました。私は、コーディネーターを務めました。
配慮の必要な小学校の子どもの放課後の過ごし方として、
家庭以外に
「放課後児童会」(学童保育)と
「放課後等児童デイサービス」があります。
しかし、市の担当が違うこともあり、どちらの情報もしっかり保護者に伝わっていないそして民間の立場から「教育」と「福祉」の壁を超えるきっかけを作りたいことから、今回の企画となった。
放課後児童会は、働いている保護者の支援、そして子どもの放課後の生活を支援しています。浜松市では教育委員会教育総務課が担当しています。132か所、5800人が通っていて、今年5月1日現在で、392名の待機者がいます。
配慮の必要な子どもが放課後児童会にいる場合、二人以上いる場合一人の加算、五人以上は二人の加算となっています。
放課後等児童デイサービス(放デイ)は、障害福祉サービスの一つで、平成24年度から制度化されました。当時は、11事業所138人定員だったのが現在は80事業所843人定員と7〜8倍に増えてきています。利用率は、1%〜2%で、文科省調査では配慮の必要な子どもは6.5%とのことなので、まだ利用者は増えるのではないかと障害保健福祉課の見解あり。担当は、障害保健福祉課。
放デイには、「学習型」「体操型」「見守り型」など(めぐみ分類)があり、それぞれに利点がある。しかし、毎日通うことはできないところが多いので、組み合わせをしての利用となることが多い。また、保護者が働いている場合は、放課後児童会と組み合わせをして利用することができる。
今回のシンポジムでの共有された課題は「教育と福祉の連携」。
●保護者への情報提供が不十分
●放課後児童会と放デイ、お互いの情報共有(仕組み、支援内容など)が不十分
●放課後児童会と学校との連携ができていない
*個人情報の壁
*放デイは、学校との連携ができる。
●「かけはしシート」や「はますくファイル」が生かしきれていない
(どう使ったらいいのか、保護者や支援者に伝わっていない)
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