アーケードはいらないぜ!
この写真は静岡銀行浜松営業部本館。
田町と第1通りの角にある建物って言えば、場所と建物わかるかな?
この建物は、
浜松出身の建築家中村與資平(1880−1963)の設計のもので、昭和3年竣工。イオニア式円柱と半円アーチの窓、切石の腰積を特徴とする荘重な建物だ。2003(平成15)年度に浜松市都市景観賞を受賞している。まちなかにこんな建物があって、それもまだ現役で使われているってステキじゃない?
なのに、アーケードが建物全体を邪魔しているため、その良さがとってもわかりにくい。なんで、アーケードがあるんだろう?
アーケードいらないぞ。
それに、建物の周りに、紹介の看板すらない。
こうした歴史的価値のある建物を大事にすることは、地域を愛することにも通じると思う。こうした建物にスポットをあて、うまく活用していくことが、活性化につながるじゃないのかな。
これは、建築当時遠州銀行時代の外観。
中村與資平さん設計の建物は市内では、他に鴨江の旧浜松銀行集会所(銀行協会)の建物がある。2004年に市に譲渡され、現在その保存・活用方法が検討中だ。
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