日給250円?

megu

2006年03月30日 16:40

市役所の控室に、ダウン症の子どもを持つお母さんが訪ねてきてくれた。お子さんは、昨年養護学校高等部を卒業し、手作りパンと喫茶の店「きらり」(雄踏町宇布見)で働いていて、そこのパンを持って近況報告&今後の相談にきた。

パン屋さんには、通過型授産施設という扱いのため、この4月から障害者自立支援法が適応される。20歳以上の障害のある方は本人に所得がなかったので、これまではほとんどの人が無料だったサービス負担料はこの4月からは1割負担になる。(各世帯の所得により異なるが/そのうちの場合1万4千円ほど)を支払う。しかし、給料は朝8時半から午後4時半まで働いてもたった1日250円、月にしても5000円しかならない。これはこのパン屋さんに限ったことではなく、ほとんどの「授産所」は同じような状況だ。これで就労って言えるのだろうか。

また、建前はここは「通過型授産施設」なので、働く訓練を受け、次のステップに移る施設ということになっている。しかし、実際にはこの先の働く場はほとんどないのが現状だ。

昨年より、障害のある人たちの就労を考える「あいあいプロジェクト」を親や専門家などで立ち上げたが、2回のミーティングと横浜への視察で終わってしまっている。今年度は、もっとおっと活発に活動しなくっちゃと、決意を新たにした。

<参考HP>
「福祉と経営の融合」をテーマとする 株式会社福祉ベンチャーパートナーズ         
    http://www.fvp.co.jp

*再度、この大塚社長を浜松に呼びたい!!

関連記事