医療センターの未収金、9000万円!

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浜松医療センターの患者から支払われていない治療代が、平成18年度末で9000万円にあがることがわかった。

先の厚生保健委員会で、私が未収金について質問をしたが、資料がなかったため、今日の報告となったのだが、
9000万円もの未収金があるとは!!
 公立病院の未収金額の平均と比べて、多い方だ。

この9000万円は、16、17、18年3年間の未収金の合計。
 *最高裁で公立病院も民間病院と同じく3年で時効とする判決が出ているため、
  14、15年分の約3000万円は、催促をしていないとのこと。
   

公立病院はどこも多額の未収金に悩ませれ、経営を圧迫している状況だ。


未収金の増加の理由として指摘されるのが、自己負担の引き上げ。1割だったサラリーマンの自己負担は、ここ10年で3割になった。かつては無料だった、高齢者の自己負担も増えている。高額療養費制度の改定も行われた。

 生活困窮者、年金生活者、多重債務者、無保険者、失業者の増加もある。過去1年間、費用がかかることを理由に受診を控えた患者は、低所得・低資産層では4割に上るとの調査もあるほどだ。

 モラルの低下も深刻だ。退院時期になると、病院からいなくなるケースや「公立病院なのに、なぜ治療費を払うのだ」といった給食費未払いに通じるケースもあるようだ。
 国でも、悪質な未払い者について、加入する健保組合に滞納を通知するなどの方策を検討しているようだ。

 市は、未収金対策をどう考えているのだろうか。
 全国的に問題になっているのに、データを持っていなかったということは、あまり重要視していなかったのだろうか。

 決算を審議する委員会だっただけにきちんとデータを出してもらえれば、委員で議論ができたのにと、悔やまれる。

 次のチャンスには、きちんと問題提起をしていきたい。

 





追記/07.10.3
地方自治法が変更になって、クレジットカードでの支払いも可能になったようだ。
「クレジットカード」や「預かり金」制度導入ができないか、詳細を調べてみたい。


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